種名:ジャイアントクック (写真提供:Drib Egalk Foundation 1980) |
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体長: |
1.8m |
体重: |
100kg |
習性: |
周囲にいる人間の動きをまねる。それだけ。 |
生息地: | 不明 (愛知県豊田市のとある山奥で、ほそぼそと飼育されているいう噂がある) |
備考: | 遥か古の元祖の時代より、神の使いとして崇められてきたという神聖なにわとり。 にも関わらず、そのおいしそうな見た目ゆえ、食べられてしまうこともしばしばあった。 最近では、神の使いなどということはすっかり忘れ去られ、ただの畜産物となっている。 飼育されてはいるものの、繁殖力は非常に低く、一般家庭の食卓に現れる事はまず無い。 日本では、ごく一部の限られた料亭でのみ味わうことのできる幻の食材である。 但し、鶏肉として調理しても普通の鶏肉と味はそれほど変わりない。 使われるのは、その卵である。 この卵は、成鳥の大きさから想像するものよりもかなり小さいが、 その高い濃縮度により、非常に深く濃厚な味わいを醸し出す。 普通のにわとりの卵にはない栄養素(アントシアニン、キシリトール、シルクプロテイン 等)も数多く含まれており、最近では抗癌作用もあるとの報告も出ている。 調理法は、卵焼き・目玉焼き・炒り卵といった普通のものであるが、その味は、普通のたまご料理の比ではない。 中でも、飛騨高山の山中にあるという、知る人ぞ知る稀代の山亭「翠渓亭」で食せられる”翠渓流茶碗蒸し”は至高の逸品であり、食通・田所氏をうならせるほどのものである。 (『くらげ博士の超鳥類辞典』より)
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