9×9の暗号 解答


答:大変よくできました

解説:まずは上の将棋駒の配置に注目してください。
実はあるパズルの盤面になっています。

9×9マスから連想されるパズル。そう。ナンバープレースです。
3×3に分けられた領域、及び各列に同じ駒が入らないように
駒を配置していくと下のような解答図が出来上がります。

 

ナンバープレースでは1から9までの9種類の記号を配置していくのですが、
将棋の駒は「歩」、「香」、「桂」、「銀」、「金」、「角」、「飛」、「王」
の八種類しかないので、各列に一つずつ空きマスが生じます。

ここで、もう一つの暗号を解く鍵である変な文章に注目。
この9×9の文字列の中から将棋盤のナンプレを解いた際に生じた
空きマスの位置と同じ場所にある文字を順に拾っていくと…。

「大変よくできました」

それほどありがたくないメッセージが現れます。

この暗号を成立させるのに必要な条件
●将棋盤のサイズがナンプレと同じ9×9である。  
●駒の種類が8種類で一辺の9より一つ少ない。   
●盤面を3×3の9ブロックに分ける「柱」(黒点)。
を満たしていることに気付いたときは、
これは作らねばと思いました。

文章は後でどうにでもなるのですが、
●駒の効き筋に他の駒を置かない。   
●どこにも動けない駒はないようにする。
●1セット内に収まるようにする。   
という条件を満たしつつナンプレを成立させるのは
なかなか大変だった記憶があります。

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2004 制作 稲葉 直貴