血液型プレース
手前に入る二つのアルファベットから成る血液型をヒントに、A、B、Oを 配置していくまさにABCプレースのようなパズル。

ジャンル配置
難度★★★★☆


高校時代に生物の授業で血液型の遺伝を習って思い付いたという
生活感溢れる(?)パズル第2段
(ちなみに第一段は「軌跡の地球」、生まれはこっちが先だが)。

少なくともABCプレースの亜流としては相当にレベルが高い作品。
アルファベットを使うことに真に必然性がある理数パズルというのは
相当に珍しいのではないだろうか、それがこのパズルの最大のウリである。

パズルとは直接関係ないのだが、私は自分の血液型を知らない。
他人からはB型だと言われ続けているのだが、
実際には母がBOのB型、父がOOのO型なので、
BOでB型である状態とOOでO型になる状態が、
シュレーディンガーの猫の如く等確率の重ね合わせの状態になっている。
観測した瞬間にどちらかの状態に収縮するのだろう。

血液型と性格に関する不毛な会話を友人達としていた際に、この話をしたところ
その一人(B型)が自分はBBかBOのどちらであるかを当ててみろ
というので皆でそれを考えることになった。

友人達は、彼の性格からO型の要素が入っているかどうかを検討していたが
そんなことをせずとも、私には彼がBOである絶対の確信があった。

なぜなら自分の血液型を知っていたとしてもそれがBBかBOかまでを
調べている者などそうはいないだろう。

ではなぜ彼はそこまでわかっていたのだろうか、

それは当然両親の血液型から判断したに違いない。
ここで両親の血液型からBBだと判断される場合について考えてみる。

この場合両親共にBの要素をもっていなければならないので、
AB型、またはB型のはずである。
そしてOの要素を持つ可能性がないことを保証するためには、
両親共にAB型であり各々からBの要素を受け継いだ場合しか有り得ない。

しかし、AB型はただでさえ少ないので、両親がともにAB型であるとは
確率的に考えにくいだろう。
従って私の場合のように、両親の一方がBを持ち得ない血液型
であることからBOだと推測したに違いない。

ここまでの推理を話したところ

「つまんない」

と言われてしまった。
どうも会話の主旨を取り違えていたようである。